こんにちは、うま吉です。
先日、友人に大愚和尚(たいぐおしょう)の一問一答と言うYouTubeが面白いと薦められたんですけど、見てみると結構面白かったんです。
本も何冊か出されていることを知り、早速読んでみました。
最近、お坊さんの書いた本が増えてきましたよね。特に禅僧の方の本が多いような気がします。
大愚和尚とは?どこのお寺にいてどんな人なの?
佛心宗大叢山福厳寺住職で、慈光グループ会長という、僧侶で事業家であるということに加えて、作家・講演家、セラピスト、空手家と全部で5つの顔を持ち、「僧にあらず俗にあらず」を体現する異色のお坊さんです。
慈光グループって何をやってるんだろう?と調べてみると、主に保育園を運営している法人団体でした。
非僧非俗を体現しているような方ですね。
私は大阪に住んでいるのですが、いくつか見たことのある保育園があり、少し身近に感じました。
大愚和尚のお話の何が良いのか
分かりやすいの一言に尽きます。
私自身、仏教系の大学出身であったり、お寺巡りが好きだったりと、仏教というものには多少なりとも馴染みがあるんです。
広く世の中に広まった宗教というのは、大体が「生き方」「幸せ」などの答えが難しい事を、例え話を用いて分かりやすく教えてくれています。
仏教のお釈迦様の教えなんかも例え話が多いですよ。
本当に賢い人というのは、分かりにくいことをわかりやすく伝える人のことだと思います。
大愚和尚の話は、禅語の説明をするにしても、ご自身の体験や空手塾の塾生の話など、身近に感じられる話を例えに出されることが多く、スッと入ってくる感じでした。
で、この大愚和尚がなぜ有名なのかと言うと、YouTubeやブログなどでわかりやすい説法を発信し続けているからです。
人々の悩みに対して、僧侶として出来ることは何か無いかと考え、お釈迦様の知恵と大愚和尚の経験を話すことで、役に立ちたいという思いで情報発信を続けていらっしゃいます。
私の敬愛する精神科医の樺沢紫苑先生も、一人でも鬱などの精神病での自殺を減らせればと言う思いでメルマガやYuoTubeを続けています。
こういった、使命感を持った人の発信する情報は心を打つんですよね。
『人生が確実に変わる大愚和尚の答え』を読んで、気に入った箇所
ざっくりいうと、「成功するための心構え」「心のしなやかさ(レジリエンス)を鍛える方法」「生への感謝と死への恐怖の和らげ方」というテーマで61のお話で構成されています。
個人的に気に入ったのは、「好きなことは楽しく」のくだり。
仏教では、覚りに至る修行の道を、「八正道」としてまとめています。その一つが「正 精進」、正しく努力することです。正しい努力とは、楽しい努力のこと。
出典:人生が確実に変わる大愚和尚の答え/大愚元勝
(中略)
「人生は厳しいものだ、頑張れ!」 確かにそうなのですが、それを楽しみに変えていくのが知恵なんです。正しくやろうなんて考えは忘れてしまいなさい。楽しくやることだけ、考えていればいいんです。
私は「どんなことでも楽しくしちゃう」という言葉を座右の銘の一つにしているのですが、どうせやるなら、何事も楽しんでやろうと思っています。
嫌いな仕事もゲーム感覚でやってみたりとかですね。
ちなみに好きなことは楽しんでやれるので、そっちを積極的にやるというのも一つの手です。文章を書くこと自体は好きなので、ブログも朝活として楽しんでやっています。
ちなみに「どんなことでも楽しくしちゃう」はアニメ『オバケのQ太郎』のOP曲の一節です。
まとめ
他にも、心であれこれ考える前にまずは「体を動かせ。」というお話や、「大愚」という名前をつけられたきっかけも書かれた「窓は開いている。」というお話など、面白くて読むとポジティブな気持ちになれるものが多かったです。
動画の方がスッと入ってくる人はYouTubeから入るもよし、文章の方が好きな人は私のように書籍から入るもよしなので、興味を持たれた方は一度大愚和尚の教えに触れてみてください。