こんにちは、うま吉です。
唐突ですが、皆さんは「今の自分を変えたい」と悩んだりはしていませんか?
実は私も「このままでいいのだろうか?」という漠然とした悩みがあったけど、何から手を付けてよいのかわからず、悶々としていた時期がありました。
そんな中で出会ったのが、『夢をかなえるゾウ』シリーズ。
最近、5冊目が出版された累計460万部のベストセラー自己啓発小説で、過去にはドラマやアニメにもなっているので、ご存じの方も多いのではと思います。
私は、この本の中にあるガネーシャが出す「課題」を選んでこなしていくことで、仕事やプライベートが好転し始めました。
「課題」自体は過去の偉人が実行してきたもので、それほど難しいものではないのですが、人生を大きく変えるほどの効果をもつものが多いです。
小説形式ではありますが、ストーリーやキャラの面白さもあって読みやすく、笑いながらタメになる本です。
これから、私が実際に挑戦しているガネーシャの「課題」とその「効果」をご紹介していきます。
実は昔一度読んだことがあるんですが、「ふ~ん」程度で終わってたんです…。最近Kindleのレコメンド機能でこの本を薦められ、読み直したのがきっかけです。
夢をかなえるゾウ シリーズの面白さ
このシリーズは、ゾウの姿をしたインドの神様・ガネーシャが成功するための習慣を「課題」という形で主人公に与えていくという形式で話が進みます。
なんといっても魅力的なのが、ガネーシャのキャラクター。
スゴイ神様なのに、関西弁をしゃべりおっさんのようなキャラ。タバコは吸うわ、ギャンブルはするわ、オバケのQ太郎のように大飯ぐらいだわと、威厳がまるでない。
私が大阪在住なこともあって、親近感わきまくりです。
また、成功している歴史上の偉人(ナポレオン、松下幸之助、ガンジーなどなど)を教えたのは自分だと言う「うさん臭さ」。
だけど全然憎めないんですよね、むしろ愛らしい。
そのせいあってか、「課題」が説教臭くなく、すっと受け入れられるというところが、この本のスゴイところではないでしょうか。
本の概要
有名人や芸能人、華やかな人たちが集まるパーティに参加し、惨めな思いをした平凡な会社員。彼のもとにインドの神様・ガネーシャが現れ、「課題」を出すという独自の方法によって成功へと導いていく。今の自分を変えたいと思っている人におススメ。
私が、特に衝撃を受けたのは以下のガネーシャのセリフです。
「ええか? よう聞いとけよ。どないしたらうまくいくか、どないしたら成功できるか、実は、みんな心の底では分かってんねん。自分かて今の会社でどないしたら出世できるか、どないしたら給料上がるか、本当はなんとなく分かってるやろ。でもやれへんのや。なんでや? それは、『面倒』だからや。世の中のほとんどのやつらが凡人やってんのも、そいつらが『面倒臭がり』やからや。
出典:夢をかなえるゾウ1
「自分はあれやな、根本的なところでは理解できてへんな。 ええか? 成功したいて心から思とるやつはな、何でもやってみんねん。少しでも可能性があることやったら何でも実行してみんねん。つまりやな、『バカバカしい』とか『意味がない』とか言うてやらずじまいなやつらは、結局そこまでして成功したくないっちゅうことやねん。
出典:夢をかなえるゾウ1
せっかく本を読んでも、人にいいことを教えてもらっても、実行しなければ成功も成長もあり得ない。とにかくやってみることが重要なんだと改めて気づかされました。
私が実践しているガネーシャの「課題」と「効果」
靴を磨く
「ええか? 自分が会社行く時も、営業で外回りする時も、カラオケ行ってバカ騒ぎしてる時も、靴はずっと気張って支えてくれとんのや。そういう自分支えてくれてるもん大事にできんやつが成功するか、アホ!」
出典:夢をかなえるゾウ1
元メジャーリーガーのイチロー選手は、小学生の頃からずっと他の選手が先に帰っても、ずっと残ってグラブを磨いていたという逸話があるように、成功する人は自分の商売道具を大事にするということ。
これを読んで、通勤時に使う靴磨きも毎日するようにしましたし、仕事で使うノートPCも、仕事が終わった後は拭いたり、ブロアーでほこりを飛ばしたりして、キレイにすることにしています。
すると、物を大切に扱う気持ちが芽生えてきたと同時に、仕事を始めるときのテンションが上がり、結果的に仕事の効率が上がったと感じています。
これは、小さな労力で大きなベネフィットを得られる課題だと思いました。
食事を腹八分におさえる
「ま、腹八分はささいなことに見えるかも分からんけど、これ、今日からずっとやってみ。食べたいと思ても腹八分で必ずおさえるんや。そうやって自分で自分をコントロールすることが楽しめるようになったら、生活変わってくるで」
出典:夢をかなえるゾウ1
食べ過ぎると眠くなるし、集中力も下がる。寝る前に食べ過ぎると胃がもたれて寝起きが悪い、と体に悪いことが多い、食べ過ぎがいろいろな病気の原因になることも知られているらしい。
私の場合は、健康のためにジム通いや食事の量を見直して1年になりますが、油断すると食べ過ぎそうになってしまうので、そんなときにこの課題をいつも思い出すようにしているます。
完全に守れているわけではないのですが、夜のごはんの量を減らしたり、おやつを食べないようにしたりすることで体つきにも変化が表れてきましたし、睡眠の質が向上しました。
少し体が絞れたことで自分に自信がつき、仕事やプライベートでのパフォーマンスも向上しました。
食べたいのに我慢するというのは、自分をコントロールするという意味でも精神修行によく、少し我慢強くなったような気がしています。
「腹八分目」めちゃくちゃ大事ですね。
会った人を笑わせる
「笑わせる、いうんは、『空気を作る』ちゅうことなんや。場の空気が沈んでたり暗かったりしても、その空気を変えられるだけの力が笑いにはあるんや。ええ空気の中で仕事したら、ええアイデアかて生まれるし、やる気も出てくる。人に対して優しゅうなれるし、自分のええ面が引き出される。それくらい空気いうのんは大事やし、笑いって大事なんやで」
出典:夢をかなえるゾウ1
ユーモアって大事ですよね。私もなるべく人と会話するときにはTPOを踏まえたうえで、冗談を言うようにしています。
人を笑わすことで、コミュニケーションが円滑に進むようになり、職場でも年齢性別に関係なく話しかけられやすくなりました。そうなると情報が入りやすくなるので、仕事の質とスピードが上がりました。
人を笑わせるためには、「どんな話がウケるのか」を考えるために相手を見抜く洞察力や、話題を増やすためのインプットを欠かさないなどの自己研鑽も必要になるので、自己の成長にもつながります。
お参りに行く
「神様のところにはな、毎日毎日、世界各国津々浦々から『健康になりたい』『お金が欲しい』『恋人が欲しい』『幸せになりたい』て、お便りが寄せられるんや。…(中略)…けどな、そんな中でやで、たまに、もう、ほんのたまにやで、こんなんがおるんや。『いつもいつも良くしていただいて、神様ありがとうございます』」 「へぇ……」 「ぐっとくるよね。神様側からしたら、そういうの、ぐっとくるよ。神様連中みんなで言うてるよ。『今の、ぐっときたよね』って。もう、こういう子はな、優先的に願い事かなえたるのが、内々での暗黙の了解になってんのよ」
「お墓参りも同じやで。…(中略)…そやから、お参り行く時はいっつも『ご先祖様のおかげで自分は幸せです。ありがとうございます』て感謝するんや。そしたらご先祖さんもテンション上がってやな、『困ってることないか? 一肌脱ぐで』ちゅうことになるんや」
出典:夢をかなえるゾウ1
私は神社やお寺にお参りして御朱印を集める趣味があるので、同年代の人と比較すると「お参りに行く」機会は多いのですが、この「課題」を知る前から願い事を言うのではなく、感謝の気持ちを伝えるようにしています。
毎日元気に過ごせていることが既にありがたい、と感謝の気持ちを持つようになると、気持ちが穏やかになります。
さらに、神社やお寺の空気はピンとしていて気持ちが引き締まるので、お参りに行くことは心を整える上でも効果的だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
この他にも、「コンビニでお釣りを募金する」「トイレ掃除をする」など、今日からでも出来そうなことばかりです。
古代ギリシャの哲学者・アリストテレスは「習慣が変われば、人生が変わる」という言葉を残しています。
ガネーシャの「課題」を習慣化することで、必ず人生は変わると信じています。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
書籍で読むのもいいのですが、オーディオブックで聴くのもオススメです。
Amazonの『Audible』でナレーターを担当している岩崎了さんのガネーシャは絶品。書籍で一度読んだ人も、是非聴いてほしいです。