こんにちは、うま吉です。
先日、高校時代の友人にオンライン読書会なるものに誘っていただきまして、面白そうなので参加することにしてみました。
この記事を書いている今は、まだ開催日前なのでどんな会なのかはわからないのですが、一般的にオンライン読書会と言えば、本の感想を言ったり、オススメの本を読んだりするという認識なのですが、今回の読書会には著者も参加されるということ。
本を書いている人の話って、ほとんど聞いたことがないので興味津々。
と言った感じで、初めての体験である読書会と友人に久しぶりに会えるのを、楽しみにしているといった状況です。
さて、今回ご紹介するのは読書会の対象として上げてもらった本のうちから私が選んだ一冊『ジェンダーレス時代の男の子 女の子の育て方』です。
その子らしさを尊重する子育てのすすめ
私も小学生中学年になる息子がいて、日々子育てを楽しんでいて、特に現時点で困っているというわけではなく、他の人は子育てにどういったことで悩んでいるのかな?という興味でこの本を手に取ることにしました。
普段は専ら電子書籍なのですが、たまには紙の書籍もいいですね。付箋を貼ったりマーカーを引いたりするのも楽しいです。
ジェンダーレス社会
昨今では、わかりやすいところで言うとファッションなど男の子が女の子みたいにスカートを履いたり、女の子が男装をしたりと、だいぶ男と女の境目みたいなものがなくなってきていますよね。
外見だけに限らず、こういった「男らしさ」、「女らしさ」といったものがなくなった状態をジェンダーレスといいらしいのですが、2023年の現時点ではまだまだ性差というのはなくなっていないし、必要なものだと思っています。
ただ、私の考え方としては世間一般の共通認識としての「男らしさ」「女らしさ」というものは時代それぞれであるので、その認識に合わせるかどうかは本人が選べばいいと思います。
それで一部の人に「男なんだから、〇〇しなくちゃダメ」だと言われるようなことはあっても、大人なら自分で選択したことなんだから、受け流すなり反論するなり好きなように対処しましょうね、と思います。
私は、男が女のような格好をしていたりしたら(逆も)、好奇心は湧きますが、それに対して「男は男らしくあるべき」みたいな考えは持たず、どうでもいいかなといった考え方です。
ただ、これが子どもとなると自己主張もうまく出来ませんし、クラスなどで「男の子なのに~」「女の子なのに~」と言われたりして傷つくこともあるでしょうし、何より家庭で親から理解されないとなると逃げ場がなくなってしまいますよね。
なので、著者の佐藤律子さんの「男の子らしく」「女の子らしく」という枠にはめるのでは無く、「その子らしく」という考え方には共感しました。
男の子の育て方
私も男なので、男の子を育てるというのは、現時点では特に悩みは感じていません。ただ周囲の友人などに第二次性徴期あたりの反抗期などにはどうなっているかわかりませんが…。
島田紳助さんが子育てに関して「俺も親は初めてやから、わからへん。でもな、子供は1回経験してる。だからお前らの気持ちは一番わかるで。」といっていた言葉が好きなんですが、自分の経験や気持ちを押し付けるのではなく、子供のサポーターとしての立ち位置で接していこうかなと、なんとなく考えています。
勉強しない男の子に対してポイント制などを設けてゲーム感覚で勉強させるのがよいとする本には書かれていました。
我が家ではチャレンジの電子パット版を利用しているのですが、その辺のポイント制やゲーム性などがふんだんに取り入れられていて、さすが長い歴史を誇るチャレンジだなと感心しました。
我が家には女の子はいないのでサラリと読みましたが、もちろん女の子の育て方も紹介されていますので、ご安心ください。
LGBTQ(性的マイノリティー)について
この本では、我が子にLGBTQの友だちができたらどうする?ということも語られています。
さらに我が子がLGBTQだったらという核心を突くようなテーマも扱っています。
LGBTQにに関しては、私も数年前に「レインボーフェスタ」というイベントに参加したことをきっかけに興味をもって、何冊か本を読んで勉強しました。
会社の前をパレードが横切ったので、興味本位で着いていったらイベントをやっていたというのがきっかけなんですけどね。
その中でもこの本がわかりやすい上に詳しくてよかったです。
すごい色んなパターンがあるんですよね。日本での10人に1人の割合でいるらしいですよね。
私自身は偏見などは特に無く、いろんな考え方や特徴があるんだなと興味がある程度ではありますが、自分の息子がカミングアウトしてきたらと言うのは考えていません。
と言うか、カミングアウトされるとしても、どのパターンで来るかがわからないので、今から数パターン考えておくというのも億劫ですし…(笑)
まぁ、とりあえず受け入れるんじゃないかな、とはなんとなく考えています。
まとめ
子育てについてはなるべく先入観や偏見を持たず、その子らしさを尊重して、子どもが自立して生きていけるようにサポートしていくというのが、親の役割なのかなと、最近考えるようになりました。
ある意味、この本でその答え合わせ的なものが出来たと思えた点は良かったです。本の中でも子育てに絶対の正解はないと著者の佐藤律子さんも仰っていますが、何事も正解が無いから楽しいのかなとは思います。
この本も「こう育てなさい」と押し付けるのではなく、男の子や女の子にはこういった特徴がありますから、こういった点には気をつけましょうねといったアドバイスをくれるようなスタンスなので、子育てで悩む方の考えるきっかけや、ひらめきのためのヒントになる本だと思いました。