こんにちは、うま吉です。
昨今のアウトドアブームに加えて、コロナ禍となって以降、近場の低山に登ろうとする人が増えています。
そんな中で、大阪で手頃な低山はないかとお悩みの方…。
大阪には、金剛山といういい山がありますよ!
少し前の話になりますが、お友達に誘われて初めて金剛山に登ってきました。
聞けば、大阪府下の学校では「金剛登山」を行事に取り入れている学校もあるらしく、割とみんなが上ったことのある山と言えるでしょう。
私が大阪市内在住なのと、登山素人ということもあって選んだのは、「金剛登山口バス停-千早本道登山口-金剛山」の往復という初心者向けのコース。
金剛山ハイキングマップ(南海電鉄サイト Otentoより)
金剛山は一年中登れる山ですが、これからの涼しくなる季節はハイキングにぴったりのいい山だと思います。
大阪市内~南海「河内長野駅」~「金剛登山口バス停」
大阪側からの金剛登山には、南海電鉄の「金剛山ハイキングきっぷ」が便利です。
購入駅から、最寄り駅である河内長野駅の電車の往復切符と、河内長野駅から登山口までのバスの往復乗車券、河内長野駅周辺施設で使える割引券がセットになっていて、南海電車の乗車駅によって値段は異なりますが、大体400円前後お得になる切符です。
千早本道登山~伏見峠~ちはや園地
うっかり写真を撮り忘れてしまい、言葉ではうまく伝わりにくいかもしれませんが…、
今回のルートは、右下の「スタートA」と書かれている「金剛山ロープウエイバス停」から伏見峠をとって、山頂まで登ってそのまま同じ道を帰ってくるというコース。
ちなみにロープウェイは現在休止中です。
伏見峠までの途中、勾配のキツイ箇所が何か所かありましたが、そこさえ過ぎればあとは比較的緩やかな登山道が続くので、上りやすかったです。
山頂付近にある「ちはや園地」。
ここには、お弁当を食べたりできる「ピクニック広場」や「キャンプ場」「展望台」「休憩所」などがあります。
登山口からここまでが約70分、ここから山頂までは約30分といったところです。
金剛山の標高は1125mですが山頂は奈良県にあるため、この1053m地点が大阪府の最高地点になります。
この標識の周辺には、360度見渡せる展望台があり、西は淡路島、奈良方面は大和三山、南は高野山などを望むことが出来ます。
金剛山葛木神社
金剛山を登ったら必ず訪れてほしいのが、山頂にある葛木神社です。
金剛山の実際の山頂は葛木神社の裏手一帯の神域にありますが、立ち入ることはできません。
葛城神社の歴史は長く、飛鳥時代までさかのぼります。
665年に山岳修行者である役行者(えんのぎょうじゃ)が長い修行の末に転法輪寺を建立し、その際に自身の祖先の神とされる一言主大神(ひとことぬしのおおかみ)を祀る場として葛木神社を創建したのが始まりだそうです。
一言主大神は一言の願いならば、どんな願いでも聞き届けてくれるという神様です。
御朱印
金剛山転法輪寺
こちらも山頂付近にある「金剛山転法輪寺」です。
665年に山岳修行者である役行者(えんのぎょうじゃ)が長い修行の末に建立した歴史のあるお寺。
祖神一言主大神を鎮守とし、法起大菩薩が祀られています。
日本で祀られている仏様は、殆どが中国やインドがルーツですが、法起菩薩は日本で生まれた珍しい仏様です。
御朱印
山頂
コチラが国見城跡。展望スポットです。この日は天気も良く大阪平野が一望できました。
金剛山山頂売店の「ビール」と「カップヌードルカレー味」とは最高でした!
山頂付近には南北朝時代に活躍した名将・大楠公(楠木正成)ゆかりの井戸があり、その湧水を使って作ったからかもしれませんね。
サカナクションの山口一郎が、FNS歌謡祭で金剛山のライブカメラ前で歌っていたので、その時のサインとオブジェクトも見てきました。
サカナのオブジェも先ほどの展望スポットの看板下においてありました。
ファンの方は是非、見に行ってみてください♪
まとめ
関西育ちではない私にとっては初めての金剛登山でしたが、初心者向けのコースを選んだこともあり、楽しく登山することが出来ました。
道中では、小学生低学年くらいの子どもや小型犬を見かけることも多くあり、ファミリーでも楽しめる山であるということを改めて認識しました。
大阪府民に愛される山、金剛山。あなたも是非登ってみてくださいね。