こんにちは、うま吉です。
あらゆる障壁を討ち祓い、大いなる財運をもたらす富の神「ガネーシャ」。
『夢をかなえるゾウ』でも有名になった、顔が象で手が4本あるインドの神様です。
タイのバンコク郊外のワット サマン ラッタナラにあるピンクのガネーシャ像がご利益抜群で人気らしいのですが、気軽にはいけないですよね…。
でも、安心してください!大阪にもガネーシャ(歓喜天)をお祀りしているお寺があるんです。
今日は歓喜天をお祀りしているお寺の中から、私が先日お参りしてきた大阪ミナミ周辺にある「法案寺南坊(日本橋の聖天さん)」をご紹介します。
歓喜天についてもう少し詳しく知りたい方は、こちらをお読みください。
法案寺南坊(日本橋の聖天さん)
法案寺南坊は、日本橋のホテル街から道頓堀を渡ってすぐの位置にあります。
私は大阪メトロ「日本橋駅」・近鉄「近鉄日本橋駅」の6番出口から北へ進み、「日本橋」を渡ってすぐ右折というルートで行きました。これが一番わかりやすいと思います。
場所の詳細は下記地図にてご確認ください。
こちらが法案寺南坊の外観です。朱色が際立つ立派な山門をくぐって中に入ると…。
こちらが境内です。
歓喜天(聖天さん)の象徴・巾着の形を模した香炉。
巾着は宝袋で、信じる者に宝を与えるという意味があります。
こちらが本堂。扁額(看板)には「歓喜天」の文字が書かれています。
お寺の方に許可を取って、お堂の中の写真を撮らせてもらいました。写真中央の円筒形の厨子に歓喜天の彫像が安置されているとのことです。
日本では象頭人身の二臂像が抱擁する男神と女神の双身像が一般的で、日本仏教には珍しく、男天・女天が抱擁し合う性的な表現に繋がるため、双身歓喜天像は秘仏とされて一般には公開されないのがほとんどらしいです。
お寺の方に聞いたところ、こちらも歓喜天も二体の象の像(ややこしい書き方ですね…)らしく、公開されていないそうです。
御朱印
もう一種類「歓喜天」もあるらしいのですが、住職が体調を崩されており代理の方は、「歓喜天」は書けないとのことなので、残念ながらいただくことが出来ませんでした…。
縁起
推古天皇の御代(593~628)に、聖徳太子により志宜野(現在の大阪市城東区鴫野)に建立。
豊臣秀吉が大阪城を建築する際に、天正11年(1583年)生玉明神と一緒に馬場崎(現在の天王寺区生玉町)に強制移転させられる。
また、明治維新の廃仏毀釈により寺領を失ったが、明治12年6月に現在の場所に再建復興。そののち大阪大空襲により建物は消失するが、「聖観音」「歓喜天」は消失を免れ、現在も本堂に祀られている。
まとめ
大阪のミナミからもアクセスも良く、ご利益抜群の「ガネーシャ(歓喜天)」が祀られている「法案寺南坊」。
「日本橋の聖天さん」として親しまれており、また「大阪七福神巡り」の「弁財天」の札所にもなっている厄除け、開運にもご利益のあるお寺です。
一度、お参りされてみてはいかがでしょうか。