こんにちは、うま吉です。
みなさんはガネーシャってご存知ですか?
あらゆる障壁を討ち祓い、大いなる財運をもたらす富の神「ガネーシャ」。
『夢をかなえるゾウ』でも有名になった、顔が象で腕が4本あるインドの神様です。
その『夢をかなえるゾウ』でガネーシャにハマってしまった私は、ガネーシャ=歓喜天だという事を突き止め(大げさ)、一時期ご利益を求めて大阪市内のお寺を回っていたのです。
この記事では、ガネーシャ(歓喜天)が祀られている大阪市内のお寺を紹介します。
興味が湧いたら、あなたもガネーシャ(歓喜天)のご利益を求めて、大阪市内を散策してみるというのはいかがでしょう?
ガネーシャ(歓喜天)についてもう少し詳しく
ヒンドゥー教のシヴァ神とその妃パールバティーの子に当たるガネーシャ。
そのガネーシャが仏教に取り入れられたのが歓喜天です。密教では大日如来もしくは観音菩薩の化身であるともいわれるようです。
人々の欲望を成就させ心を静めて、あらゆる厄や障害を取り除いてくれるというありがたい神様・仏様なのです。願いをかなえる力も強いけれど、反面では約束を守らなかったりすると、大変恐ろしいといわれています。
こういった感じで男女二体で抱き合う姿で表現されていることが多いのですが、お寺にお参りにいってもほとんどが秘仏扱いで、その御姿を拝むことは難しいです。
聖天山正圓寺(大阪市天王寺区)
まずは、大阪市阿倍野区にある『正圓寺』から。
アクセスは阪堺電車(チンチン電車)の「北天下茶屋駅」からが便利です。
私は家が近いので、自転車でいきました。
鳥居をくぐって階段を登ると、境内に到着。
境内には「聖天山山頂」の標識があります。ここは大阪五低山の一つに数えられる山でもあるのです。
ちなみに、天保山、聖天山、御勝山、帝塚山、茶臼山で大阪五低山です。
正圓寺御朱印
如意山了徳院(大阪市福島区)
次は、大阪市福島区にある了徳院です。
「浦江聖天」や「福島聖天」と呼ばれて親しまれているお寺です。
アクセスはJR福島駅から「売れても占い商店街-福島聖天通商店街」を歩いて向かうのが楽しくてよいかと思います。
鳥居、山門の順にくぐって境内へと。
案内図にはしっかりと「ガネーシャ」の文字が書かれています。
ちなみに歓喜天が祀られているお寺に大根の絵が多いのは、大根、歓喜団、お酒が歓喜天が喜ぶお供え物だからだそうです。
了徳院御朱印
閑話:山号寺号って何?
ここまで、紹介したお寺の名前が「〇〇山△△寺(院)」と表記されているの、気になりませんでした?
「比叡山延暦寺」なんてのは有名ですよね。
ここで言う「〇〇山」というのは、山号と言われるものです。
仏教の寺院の名称の前に冠する称号のことで、多くの寺院は山の中に建てられたことから、その山の名前を寺院の名前の前につけるようになったそうです。
落語の演目にも「山号寺号」ってのがあるんです。
私は『あかね噺』で知りました(笑)。
女子高生が落語家を目指すお話ですが、少年誌※らしく、主人公が成長していくさまや、ライバルとの切磋琢磨などが面白いです。※週刊少年ジャンプ掲載
志宜山法案寺南坊
続いてはミナミは宗右衛門町から少し東に行ったところにある、法案寺南坊です。
境内はそれほど広くはないですが、弁財天さんにもお参りできます。
本堂には「歓喜天」の扁額(看板)。
先程の了徳院のところで書きそこねましたが、ガネーシャ(歓喜天)といえば、この巾着。
この巾着は砂金袋(宝袋)で、信じるものに宝を与えることの象徴だそうです。
こちらでは、お寺の方に許可をいただいて、お堂の中の写真を撮らせてもらいました。写真中央の円筒形の厨子に歓喜天の彫像が安置されているとのこと。
法案寺南坊御朱印
紫金山小松院法樂寺
最後にご紹介するのは東住吉区にある「田辺のお不動さん」の名で親しまれる名刹、法樂寺です。
こちらは御本尊がガネーシャ(歓喜天)では無いのですが、「近畿三十六不動尊」「大阪十三仏霊場」「神仏霊場」「役行者霊跡札所」「摂津国八十八ヶ所」などの札所として登録されています。
御朱印集めをされている方は、一度参られてみてはいかがでしょうか。
こちらが本堂です。
こちらの太子堂の前に置かれているニワトリの置物は木魚らしい。
こちらは三重塔。
法樂寺御朱印
さいごに
いかがでしたか?大阪市内でご利益抜群のガネーシャ(歓喜天)をお祀りしているお寺の中から、実際に私がお参りしたお寺を紹介しました。
「ガネーシャ」のようになにかテーマを決めてお寺を回ってみるのもオススメですよ。
ちなみに、奈良の常光寺というお寺では年に一回のみ「大聖歓喜双身天尊」が特別に開扉されます。よければ、こちらの記事も読んでみてください。
それでは、最後に関西の御朱印集めの本を紹介します。
あなたの御朱印集めの参考になれば幸いです。