こんにちは、うま吉です。
今年一年、大いに楽しませてもらった関西7鉄道のリアル謎ときゲームですが、先日ついに完全にクリアしました。
「完全クリア」ってどういう意味?という方もいらっしゃると思うので、説明させてもらいます。下の図を見てみてください。
壮大な謎解きゲームのプロジェクトになっていまして、まずは各鉄道の謎解きゲームに挑戦しクリアします。これを7鉄道分。
各地を巡り謎を解き、最後の駅で出される問題に対する「最後のこたえ」というものを7鉄道分集めます。
それらを使って、上図のBの『追加謎』やCの『EXTRA STAGE』に挑戦するという流れです。
『追加謎』はスマホやPCで完結するので、自宅でも挑戦可能ですが、『EXTRA STAGE』は指定された駅に行き、指定された施設で「謎解き用紙」を入手して、駅周辺を回遊し謎を解きます。
謎をすべて解き終わると、「合言葉」を入手することが出来ますので、「合言葉」を使って、スマホやPCで『FINAL STAGE』に挑戦することになります。
と言うのが、ざっくりとした流れになります。
ちなみに『追加謎』をクリアするとサコッシュが、『EXTRA STAGE』をクリアするとバインダーがもらえます。
で、今回のお話は、これらAからCまでのを全部クリアしましたよ。というお話です。
「謎ときイベント」に興味がある方は、どうぞお付き合いください。
EXTRA STAGEは超難問です…。『謎解き力』を上げるためには、こんな本がおススメですよ。
クリアした感想
『FINAL STAGE』のラストの問題を解き、LINEに流れるエンディングを見たとき、2022年5月22日に『阪神編』に挑戦したのを皮切りに半年以上、週末を使って京都・大阪・奈良・和歌山・兵庫の各地を巡り、謎を解き、ご当地の味に舌鼓を打った思い出が、走馬灯のように脳裏を駆け巡りました。
感想ですが、まずはストーリーのつなげ方が秀逸でしたね。まったく関係のなかった各鉄道の謎解きゲームのキャラクターたち(北大阪急行だけは鉄道のマスコットキャラですが)が、お互いにつながっていくのが没入感を増してくれました。
謎に関しても、「ひとつなぎ」と言うだけあって、FINAL STAGEで『エコ謎(謎で使用した図表などを別の謎で再利用すること)』しまくります。
この『エコ謎』と言う言葉は、阪神編で知りました。阪神編の主人公坂口急太の好きなものが『エコ謎』なんです。
ここまで見越して、各鉄道編の謎を作っているのかと思うと、謎を作っている人たちに対する尊敬の念が沸々と湧いてきました。
と、相当楽しいイベントだったので、クリアした瞬間に『謎解きロス』になってしまい、来年もこういった壮大な企画をやってくれないかな、と今から期待するばかりです。
EXTRA STAGEの各ゲームの感想や難易度について
ネタバレになるといけませんので、問題の中身や答えに関することは書きませんが、プレイしてみての感想やそれぞれの難易度などをご紹介します。
日中に時間が取れない、という人のために夜のプレイが可能かも紹介します。
私は早くクリアしたかったので、実際にいくつかは会社帰りに挑戦しました。
EXTRA STAGE ~各電鉄編~
各電鉄のEXTRA STAGEについて感想を紹介します。問題が解けない場合はQRコードから飛べるサイトでヒントを得ることが出来ますので、安心して挑戦してください。
ただ、「問題用紙」は『FINAL STAGE』でゴリゴリに使用しますので、無くさないようにということと、公式サイトにもありますが、書き直しのできる筆記用具を使用することを強くお勧めします。
①阪急電車編
看板をチェックしながら街中を歩く系の問題です。私は土地勘があったのでサクサク進めることが出来ましたが、普段このエリアに来ない人だと少し戸惑うかも?
街中なので夜でも明るいうえに、「問題用紙」が置かれている施設も比較的遅くまで開いているので、夜でも挑戦可能ですよ。
個人の感想になりますが、難易度は「★★☆☆☆」と言ったところでしょうか。
②阪神電車編
駅周辺の広場的なスペースで問題を解くのに必要な情報を集めます。その情報を使って問題を解くのですが、個人的に『苦手なタイプの問題』なので、解くのに手こずりました…。
駅周辺に飲食店は山ほどあるので、テーブルがあって長居できるお店にでも入って、落ち着いて解くことをおススメします。
注意点は「問題用紙」を入手できる施設が17時には閉まること。問題さえ入手してしまえば、ゲーム自体は夜も挑戦可能です。
個人的には苦手なタイプの問題だったので、難易度は「★★★★☆」ですw。
③南海電車編
駅近くの大型の商業施設内を散策するタイプの謎解きです。商業施設の営業時間が11時~21時なので朝早くからの挑戦が出来ませんが、会社帰りの挑戦が可能です。
問題自体は簡単でしたし、それほど歩くこともないので、難易度は「★★☆☆☆」です。
ついでにショッピングもできるし、夜はイルミネーションも見れるので、カップルにもおススメです。
④京阪電車編
駅から少し離れて史跡スポットなどを歩きます。この季節はイルミネーションがきれいでしたので、夜の挑戦もおススメしたいのですが、謎を解くのに必要な情報が暗くて読めません…。
夜に挑戦するなら、懐中電灯やスマホのライトが必要になります。
ここも「問題用紙」を入手できる施設が17時には閉まるのと、休館日にはご注意ください。
問題さえ入手してしまえば、ゲーム自体は夜も挑戦可能です。
このエリアの歴史についても学ぶことが出来て、散策も楽しかったです。
難易度は「★★★☆☆」。問題にひねりが加えられており、ストレートに解けない問題があります。手ごたえはあると思いますので、楽しんでください。
⑤山陽電車編
駅近くの大きな公園を散策できたのが楽しかったですね。この地域には普段立来ることがないので、純粋に観光としても楽しめました。
ただ、結構歩きますので歩きやすい格好で挑戦してください。
問題は2か所で入手することが出来ます。片方の施設は9:00~17:00が営業時間となっていますが、もう一方の施設が10:00~20:00で開いていますので、少し遅い時間でも挑戦可能です。
ただ、暗くなると公園の中の散策が困難になるような気もしますが…。
問題の出来も良く、最後の謎が解けたときは「そういう意味ね!」と爽快感を得ることが出来ました。
難易度は「★★★☆☆」くらいですね。
⑥北大阪急行編
こちらも山陽編同様に駅近くの大きな公園内を歩いて謎を解いていきます。散歩としては楽しいコースでした。
公園内で看板を見ながら解く謎は簡単だったのですが、謎の答えやキーワードを使ってのクロスワードが結構ボリュームがあり、解くのに時間がかかりました。
このクロスワードはきちんと最後まで解いておいてください。
難易度は「★★★☆☆」です。
⑦近鉄電車編
南海編同様、駅近くの大型の商業施設内を散策するタイプの謎解きです。雨天でもほぼ濡れずに挑戦することが可能です。
ただ、結構繁盛している施設になりますので、施設内の移動に多少のストレスを感じるかもしれません。
問題のボリュームは結構多めですが、程よい難易度で楽しく解くことが出来ます。
難易度は「★★☆☆☆」です。
お住まいの場所にもよりますが、
「北大阪急行」、「阪急」、「京阪」、「南海」、「近鉄」は朝から挑戦すれば、1日で終わらせることも出来ると思います。
FINAL STAGE
FIRST STEP
ここからは、自宅でゆっくりと取り組める謎になります。
「ひとつなぎの謎」公式サイトから『FINAL STAGEにチャレンジ』をクリックorタップして、7鉄道のEXTRA STAGEの回答後に示された『合言葉』を入力することで挑戦できます。
ここから先は、今までにクリアしてきた『EXTRA STAGE』の問題用紙とスマホを手元に置いてすることになります。
行き詰まったら、『問題用紙』と『公式サイト』を隅から隅まで見回してください。活路は開けると思います。
さて、私はこの『FIRST STEP』で躓きました…。
「指示されたとおりに、問題用紙を並べてみたけど、で、どうしたらいいの?」と途方に暮れること約2日、ヒントをもらって仕組みに気づいてから、問題が解けるようになるまで約半日かかりました。
「まさかあんな仕掛けがされているとは!」と驚きましたよ。
この仕掛けに気づいたとき咄嗟に『たけしの挑戦状』というファミコンのゲームを思い出しました。
難易度は「★★★★★」です。
この謎を作った人は遊び心がある天才ですね。
NEXT STEP
2問目です。
1問目を解いた後に示される指示に従うと、さらに問題が表れるという二重構成。これも手ごたえ十分でした。
しかも、これは私が苦手なタイプの問題でしたので、かなり苦戦しました…。
家にコピーできるタイプのプリンターが有ったので、問題をコピーして何度も「ああでもない、こうでもない」「こうすると、こっちがつながらない…」などと悪戦苦闘…。
これも解くのに相当な時間を要しましたが、『FIRST STEP』と違い正攻法で解ける問題なので、根気あるのみです。
私同様にこの手の問題が苦手な人は、コンビニなどでコピーしてもいいかもしれませんね。
こちらの問題も、難易度は「★★★★★」です。
LAST STEP
いよいよ最後の問題です。
いよいよ7鉄道の謎が「ひとつなぎ」になる瞬間です。
とはいえ、相当難しかったです。私は問題文の意味が全く分からず、Twitterで知り合った謎解き好きの親切な人にヒントをもらい、問題文の意味にようやく気付いて、サイトの隅の隅の隅まで見てやっと解くことが出来ました。
この問題を独力で解ける人って、どれだけ注意力と観察力があるんでしょうね…、と羨望の念を禁じえません。
最後の仕掛けも最高に出来が良く、『最後のこたえ』がわかったときには思わず鳥肌が立ちました。
繰り返しになりますが、問題文の意味に気付けるかどうかがポイントです。
難易度は「★★★★★★」です。めちゃ難しかった…。
さいごに
途中のどの謎よりも、『FINAL STAGE』が難しかったです。
7電鉄のイベントをクリアして、『EXTRA STAGE』もクリアしてくるような謎解きの猛者に向けたレベルと言った感じでした。
自分の謎ときのレベルの至らなさを痛感してしまったのと同時に、まだまだ知らないタイプの問題が数多くある、まだまだ謎解きを楽しむことが出来るという喜びを感じました。
2022/12/31現時点で「阪急編」「阪神編」はもう終わってしまいましたが、まだまだ他の5鉄道は最初から楽しむことが出来ますので、皆さんも是非挑戦してみてください。
楽しいイベントを企画していただいた、各電鉄会社のみなさん、フラップゼロαさん、SHIRUKUTOさん、ハードナッツさんありがとうございました。
また、一緒に謎解きを遊んでくれた友人にも感謝します。