こんにちは、うま吉です。
皆さんは「人に与えること」ということについて、じっくり考えたことはありますか?
いま公開中の 『鬼滅の刃 無限城編』映画 でも、多くの名場面や名言が話題になっています。作品を観て胸を打たれた方も多いでしょう。
その中でも、私が特に心に残っているのが 愈史郎(ゆしろう)のセリフ です。
今回は、その言葉に込められた教訓と、私自身がそこから学んだことをお伝えします。

このセリフは、無限城編で我妻善逸と獪岳が激突した場面のあとに登場します。
破れた獪岳がに対して、愈史郎が吐き捨てるように言った言葉であり、鬼滅ファンの間でも「心に刺さる名言」としてたびたび引用されています。
善逸に破れた獪岳に対して、愈史郎が言ったセリフ
臆病者だけどやるときはやる我妻善逸(あがつまぜんいつ)とその兄弟子・獪岳(かいがく)。
獪岳は半ば自ら望んで鬼になっており、鬼舞辻無惨の居城・無限城にて対峙します。
激闘の末、善逸が自ら編み出したという「雷の呼吸 漆の型 火雷神」にて首を切られ破れた獪岳に対して、愈史郎(ゆしろう)が吐き捨てるように言ったセリフです。

【教訓】テイカー(Taker)よりギバー(Giver)になろう
この愈史郎の言葉を聞いて思い出すのが、アダム・グラント氏の著書『GIVE & TAKE』で提唱された概念です。
- テイカー(Taker):常に受け取ることを優先し、自分の利益を第一に考えるタイプ
- ギバー(Giver):与えることを大切にし、相手の利益を考えるタイプ
- マッチャー(Matcher):与えた分だけ返す、バランス型
愈史郎のセリフは、この「テイカーの危うさ」を見事に言い表しています。
【実生活への応用】利他の心を持つ
京セラ創業者・稲盛和夫氏も「利他の心を判断基準にする」と語っています。
私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。
出典:稲盛和夫オフィシャルサイト
利己心だけでは協力も得られず、最終的には孤立してしまう。これは鬼滅の刃の登場人物だけでなく、私たちの日常にも当てはまる真理です。
ただし「与えるだけで自分を犠牲にするギバー」では長続きしません。
大切なのは、自分の利益も守りつつ、相手により多くを与える“バランス型のギバー”を目指すことです。
【まとめ】愈史郎の名言が教えてくれること
『鬼滅の刃 無限城編』の愈史郎のセリフは、
「与えない者は結局何も得られない」という人間関係の本質を突いています。
私自身も、まだまだ道半ばですが、仕事では知識や技術を周囲に共有し、プライベートでは募金や寄付といった小さなことから「もらうより与える人」を目指して精進中です。
この記事を読んでくださった皆さんも、ぜひ愈史郎の言葉を心に刻み、日常の中で「ギバー」としての一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
