こんにちは、うま吉です。
皆さんは、こんなポップを書店で見たこと無いですか?
2024年の本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』と続編の『成瀬は信じた道をいく』。
「夏休みを西武大津店に捧げる」と言う唯一無二の主人公・成瀬あかりと彼女を関わることになる人達が滋賀県の大津市を舞台に繰り広げる青春群像小説です。
小説を読んでハマってしまった私は、「よし!聖地巡礼だ!」と意気込みました。
するとどうでしょう。私の願いが天に通じたのか、聖地巡礼とも言える『この春を成瀬に捧げるスタンプラリー』なるものが開催されているではありませんか!※令和6年4月1日(月)から6月30日(日)まで開催
と言う訳で今回は、私が春のある1日を成瀬に捧げたお話です。
『成瀬は天下を取りに行く』『成瀬は信じた道をいく』とは?
作者の滋賀愛が主人公の成瀬あかりを通じてビンビン伝わってくる小説で、現在、『成瀬は天下を取りにいく』と続編の『成瀬は信じた道をいく』が発行されており、『成瀬は天下を取りにいく』は2024年の本屋大賞を受賞しています。
著者・宮島未奈について
宮島未奈(みやじまみな)
出典:新潮社
1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。2023年同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。第11回「静岡書店大賞」小説部門大賞、第39回「坪田譲治文学賞」、第21回「本屋大賞」など14冠を獲得し話題となる。続編『成瀬は信じた道をいく』とあわせてシリーズ累計50万部を突破。
【聖地巡礼】この春を成瀬に捧げるスタンプラリーに参加してきました。
と言う訳で、大阪市内から滋賀に向かいます。
京都以東への移動には、特急を使いたい性質の私。
はるかに乗って「京都駅」まで移動、そこから在来線に乗り換え、滋賀へと向かいます。
ここから紹介する中見出しに振ってある番号は、スタンプラリーのチェックポイントの番号です。この記事では、私が回った順番に書いていますので、コースを考える参考にしてみてくださいね。
どの順番で回ってもOKですが、クリアファイルと交換できるのが以下の4か所なので、そこを最後にするのがおすすめです。
・フレンドマート大津テラス店サービスカウンター(9時30分~21時)
・近江勧学館(9時~17時)
・松喜屋(10時~19時 ※定休日(1/1、1/2、メンテナンス日)を除く)
・滋賀県庁市町振興課(9時~17時 ※平日のみ)
私は成瀬がバイトをしているフレンドマート大津テラス店をラストに持っていこうと決めました。
⑩近江神宮
まずは湖西から攻めようと思い、JR「大津京駅」までやって来ました。
少し離れた「京阪大津京駅」京阪に乗り換えるのですが、駅員さんに声をかけて、『京阪電車びわ湖1日観光チケット』を700円で購入。ちなみにこの時点で9:43です。
電車の乗り降りが結構発生するので、電車で回る人は買っておいたほうが良いと思います。
『京阪電車びわ湖1日観光チケット』の詳細はコチラから。
https://www.keihan.co.jp/traffic/valueticket/ticket/biwako_1day/
京阪電車を一駅乗って「近江神宮前駅」で降り、徒歩で近江神宮へ。
QRコード探しに慣れておらず苦戦しましたが、楼門をくぐり右手にある何らかの窓口っぽい所で1つ目のQRコードをゲット!早速アプリで読み込みます。
⑪近江勧学館
神社で参拝を済ませた後、歩いて近江勧学館へ。
成瀬が膳所高校のかるた班活動(膳所高校では部活動の事を班活動と呼ぶらしい)として出場した「全国高等学校かるた選手権」のメイン会場。
かるた部に入るために成瀬も全巻読んだと言う『ちはやふる』でもおなじみの勧学館。パネル展示や役者さんの色紙も多数展示されて楽しかったです。
⑫滋賀市民センター
「レッツゴーミシガン」に登場する、かるた広島代表の男子高校生・西浦航一郎と成瀬が出会った場所「滋賀市民センター」。
勧学館から歩いて10分ぐらいだったと思います。
地元の公民館のような外観だと、西浦ががっかりした建物の入口のドア付近にQRコードがありました。
湖西エリアはこれにて終了。
ここからは南滋賀駅がすぐそこなので、電車に乗って移動です。
⑦大津港
びわこ浜大津駅で降りると目の前に見えるのが大津港。こちらも「レッツゴーミシガン」の舞台です。
成瀬は何度乗っても飽きないと言っていますが、私は関西歴が長いにも関わらず、一度も乗ったことが無いミシガン号。
この日はタイミングよく停泊していたので、写真をパチリ。
ちなみにQRコードは乗船券売り場の近くにありました。(待合室にもあるらしい)
⑧湖の駅浜大津おいしや
そこから少し歩いて、ROUND1の入っているビル「浜大津アーカス」へと向かいます。
成瀬オススメの近江牛コロッケが食べられるセットメニューも気になりましたが、お昼ご飯にはまだ早かったので、ここはスタンプをゲットしてスルー。
隣の物販店に三田村邦彦さんの写真が有ったのが気になりました。
おとな旅あるき旅で来たのかな?
⑬ハンバーグステーキ松喜屋
膳所は最後に回ろうと決めていたので、次は「唐橋駅」まで移動。
成瀬と一緒に「びわ湖大津観光大使」に選任された篠原かれん。彼女が選任のお祝いに祖母と母と来たというお店、ハンバーグステーキ松喜屋。
コラボメニューがあるとのことで、ここでランチかなと考えてましたが、お財布の中身と相談して断念…(笑)。ハレの日に食べることにしましょう。
寄り道:瀬田の唐橋
以前、『チコちゃんに叱られる!』で見た「急がば回れ」の語源になった瀬田の唐橋が近くにあるということで、少し寄り道。
琵琶湖の東岸から西岸の京都に向かう際、船で行くと距離的には近いが、危険なので陸路である瀬田の唐橋を通ったほうが早いよ、と言うのがルーツらしいですよ。
⑨奎文堂(けいぶんどう)
駅から歩いてすぐの場所にある本屋さんです。
私、ここの本屋さんが物語の中に出てきたかは覚えてないんですよね…。
少しだけ足を伸ばして、成瀬が通った膳所高校もパチリ。
奎文堂の店員さん曰く、京大に40名も入ってる県内一の進学校とのこと。
そう言えば成瀬も京大に入ってましたね。
①膳所駅
いよいよ成瀬ファンにとってのメッカ、膳所駅へとやって来ました。
まずは京阪膳所駅の改札を出て、すぐ右のエスカレーターを上がると…
大きな看板で『ゼゼカラ』の二人(成瀬・島崎)がお出迎え。島崎の右の方にQRコードがあります。
京阪の踏切まで戻り、ときめき坂を琵琶湖の方に向かって歩きます。成瀬が夏を捧げた西武大津店があった場所は、もうすぐです。
②セブンイレブン大津膳所駅前通り店
続いて右手に見えてきたのが、セブンイレブン大津膳所駅前通り店。成瀬と島崎がM-1帰りに寄ったコンビニです。
成瀬はガリガリ君を食べてましたね。
ソフト君と言う商品も出ていたのが気になりました(笑)
エッセイ『話題沸騰! 『成瀬は天下を取りにいく』作者・宮島未奈エッセイ 特別ゲストとめぐる「大津ときめき紀行」』で紹介されていた滋賀レイクスのユニフォームを着た飛び出し坊やの看板もパチリ。
分岐点の右の道を進むと、大津市立平野小学校が見えてきます。成瀬と島崎の母校、北山みらいが通う大津市立ときめき小学校のモデルとなった小学校らしいですね。
③よりみちぱん
小学校の次の門を右に曲がったところにあるのが、島崎お気に入りのパン屋さんよりみちぱん。
島崎イチオシの「塩パン」は残念ながら売り切れていました。
④美容プラージュ膳所店
さらに坂を下ると、大貫に教えてもらって成瀬が髪を切ったプラージュがあります。
この日は成瀬スタンプラリーについてテレビ局が取材に来ていて、あわやインタビューされそうになりましたが、丁重にお断りしました(笑)
成瀬が毎日テレビに映り込みに通っていた西武大津店(跡地)前での出来事。何か不思議な感じでした。
そう言えば私も一時期『おはよう朝日です』への映り込みを狙ってましたが、ついに叶いませんでした…。
交差点までつくと、眼の前に見えるマンションが西武大津店の跡地です。
作中の「レイクフロント大津におの浜メモリアルプレミアレジデンス」のモデル「シエリアシティ大津におの浜」もパチリ。かなり大きいマンションです。
⑤びっくりドンキー大津店
信号をわたって右に曲がり少し歩くと、びっくりドンキーが左手に見えてきます。
成瀬は決まってチーズバーグディッシュを注文するそうですね。余談ですが、私はチーズが苦手なので、決まってカリーバーグディッシュです。
来た道を戻ると、眼前に島崎みゆきの母親が商業施設としてカウントしていないオーミー大津テラスを発見。店内へと。
⑥フレンドマート大津テラス店
いよいよ大学生になった成瀬のアルバイト先であるフレンドマートへ。
ここフレンドマート大津テラス店は、成瀬がバイトしているフレンドマート大津打出浜店のモデルとなったお店です。
ここのキャンペーンポップが一番気合い入ってましたね。
クレーマーをやめたい主婦・呉間言実も書き込んだお客様の声ボードを模した『読者様のお声』ボードがおいてありました。
衣装を借りて成瀬のコスプレも出来るらしいですよ。
これにて、スタンプを13個ゲットでコンプリート!フレンドマートのサービスカウンターへ向かい、報酬のクリアファイルをいただきに行きます。
クリア、その後
2種類あるというクリアファイルから、西武大津店が写ったこちらのタイプを頂きました。
時間は12:30。スタンプラリーは3時間弱で終了しました。
そう言えば昼食がまだだったなと思い、せっかくなので膳所でなにか食べていこうと、ときめき坂を歩いている途中で見つけた麺屋やまひでさんで、新台湾ラーメンなるものをいただきました。
鶏白湯スープベースの新しい感覚の台湾ラーメン。台湾ラーメンの特徴でもあるしっかりとした辛さもあるので、味仙のファンの方にもオススメ。
せっかくなので、京阪京津線で帰ってみよう
冒頭に述べた通り、私は京都以東は特急を使ってでも座りたいと言う考え。
帰りは京阪プレミアムカーで帰ろうと決めていました。
せっかくなので、『成瀬は信じた道を行く』の「成瀬慶彦の憂鬱」で成瀬あかりが受験の際に乗った電車「京阪京津線」で京都まで帰ってみることに。
『京阪電車びわ湖1日観光チケット』は御陵駅までが乗り放題区間に含まれるのです。
今日一日散々乗ってみて、京阪電車って本当に面白いなと思いました。
普通に鉄道路線を走っていたかと思えば、びわ湖浜大津付近では路面電車に切り替わり、「京阪京津線」ではちょっとした山道を走る。
そして御陵付近に来ると地下に潜る。乗ってて飽きない電車です。
京都・大阪方面から参加の方にはおすすめのルートですので、参考にしてくださいね。
天王寺MIOの紀伊國屋書店にて
さて、大阪に帰ってきた私は何か本でも買って帰ろうかなと思い、お気に入りの書店の一つである紀伊國屋書店へとやってきました。ここでも成瀬本の特設コーナーが作られているな、とよくよく見てみると…。
ん?
「クリアファイル売ってるやん!」
勝手にクリアファイルはスタンプラリーオリジナルのものだと思いこんでいたのですが、図らずも2種類とも入手することが出来たのでした。
成瀬に関係あるスポットを回り、いい運動にもなった有意義なスタンプラリーでした。
2024年6月30日まで開催されていますので、興味のある方はぜひ参加してみてくださいね。
この記事を書いたあとで気づいたのですが、作者の宮島未奈さんとほとんど同じコースで回っていました。※⑦と⑧が逆。
参照:オオツメモ この春を成瀬に捧げるスタンプラリーにチャレンジしました(2024年4月)
西川貴教さん、平和堂の特命GM続投が決まったみたいですね。