こんにちは、うま吉です。
皆さんも大好きな『鬼滅の刃』。この記事を書いている現在はアニメで刀鍛冶編も架橋に入っており、まだまだ鬼滅熱も冷めやらぬ状況です。
今回ご紹介するのは、『鬼滅の刃』の中でも私が教訓として胸に刻んでいる愈史郎のセリフです。
善逸に破れた獪岳に対して、愈史郎が言ったセリフ
臆病者だけどやるときはやる我妻善逸(あがつまぜんいつ)とその兄弟子・獪岳(かいがく)。
獪岳は半ば自ら望んで鬼になっており、鬼舞辻無惨の居城・無限城にて対峙します。
激闘の末、善逸が自ら編み出したという「雷の呼吸 漆の型 火雷神」にて首を切られ破れた獪岳に対して、愈史郎(ゆしろう)が吐き捨てるように言ったセリフです。
テイカー(Taker)よりギバー(Giver)になろう
少し以前より耳にすることの多くなった「テイカー」「ギバー」そして「マッチャー」というワード。
アメリカウォートン・スクールの組織心理学を専門に研究する学者アダム・グラント氏によって提唱されたこの言葉なんですが、これらの言葉は人が豊かに生きていくための概念を教えてくれます。
「テイカー」とは
「テイカー」は常に多くを受け取ろうと行動し、自分がより有益になるように持っていき、相手が望んでいることよりも自分の利益を優先していくタイプです。
これだけ聞くと、「クレクレ」ばっかりで嫌なタイプですよね。
こういった人はマウンティングを取ってくることも多いので、なるべくなら付き合いたくないタイプです。
「ギバー」とは
直訳すると「与える人」。他者を中心に捉え相手が何を求めているかを注意深く考えるタイプの人を指します。
与えることに対し、見返りを期待することもなく、手を差し伸べる、「奉仕する人」とも言い換えることが出来るでしょう。
更に「ギバー」の中にも、自分の利益を顧みない「一方的に与える人」と、他者と自分の利益両方に興味・関心があり、受け取るより多く与えるが、自分にもしっかり他者から還元されるように動く「自分の利益も損なわない人」の2種類のタイプが有ります。
理想は後者の、「自分の利益も損なわない人」でしょうね。
「マッシャー」とは
「テイカー」と「ギバー」の中間で、自分からはあげないが、貰えれば返すというタイプ。多くの人はコチラに当てはまるのではないでしょうか?
利他の心を持つ
京セラの元会長・稲盛和夫氏の言葉の中にも「利他の心を判断基準にする」というものがあります。
私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。
出典:稲盛和夫オフィシャルサイト
自分のことばかり考えて行動していては、誰からの協力も得られない。
まさにそのとおりだと思います。
ただ一方的に与え続け、自分を犠牲にすることも厭わないタイプでは、長続きしないでしょう。
そこで、受け取るより多く与え、自分にもしっかり他者から還元されるように動くタイプのバランスの取れた「ギバー」を目指そうというわけです。
私も、まだまだ道半ばではありますが、公私共に「もらうより与える人」を目指して精進中で、小さいことですが、仕事でも自分の知識や技術は公開してみんなに教えるようにしたり、プライベートでは募金や寄付程度ですが、ちょっとした奉仕活動も行うようにしています。
この習慣はこれからも続けていきたいと思っています。