『ちひろ』とは何か、紹介させてください。
こんにちは、うま吉です。
仕事でもプライベートでも、すべて全力投球では疲れてしまいますよね…。
でも、適度に手を抜くことが出来ないんです…、という繊細な悩みをお持ちの方も多いのでは、そんなあなた(読んでくれているかわからないけど、特に女性)に今回ご紹介させていただくマンガ名言がコチラです。

先日ご紹介させていただいた、『ちひろさん』の前日譚である『ちひろ』から、ちひろのセリフです。
って、「ちひろ」だらけでわかりにくいですよね(笑)。
『ちひろ』とは、ショムニでおなじみの安田弘之先生の作品で、どんなダメ人間も受け入れる風俗嬢を主人公とした物語です。
で、主人公の名前が「ちひろ」(源氏名)です。
さらに、『ちひろ』の続編が『ちひろさん』。風俗嬢を辞めたちひろが海辺の小さな弁当屋・のこのこ弁当で働くというお話です。
「手抜き」は「サボり」ではない
一般的に、女性は真面目過ぎてすべてに手を抜くことが出来ず、かつ細かいことにも気づきやすいので、気が付くと自分の力以上に頑張りすぎてしまうことがあります。
仕事や家事で手を抜けずに、自分が倒れてしまっては元も子もありませんよね。
そういった「真面目」な方には、是非「上手な手抜き」をしていただきたいと思います。
まず、「手抜き」は「サボり」ではありません。「時間と労力の有効活用」と考えましょう。
限られた時間と労力をあなたが本当にやるべきことに注力するためにコントロールする行為だと考えるのです。
仕事が出来る人やプライベートが充実している人は、本当に大事なことが何かを理解して、そのことに注力しているから結果が出せます。
それ以外の優先順位の低いことは割り切って、100%の力を使わず手を抜いたり、そもそも「やらない」という判断をしているのです。
よく言われることですが、仕事は以下のような4象限に分けることが出来ます。

第Ⅱ領域は緊急ではないが重要な事柄であり、予め時間を確保しておかなければ第I領域である緊急かつ重要な事柄によって時間がとられてしまい、なかなか実行することができません。
第I領域は待ったなしの活動であり、自分か動かなくともせっつかれるので対応せざるを得ません。
手抜き上手な人は第I領域に全力で取り組み早く終わらせることで、第Ⅱ領域の事柄にも取り組むから成果が出せるのです。
上手な手の抜き方
さて、ここで今回の名言…となるのですが、手を抜くならば周囲にバレないようにすることが必要です。
得てして「手抜き」は相手にバレるからです。手を抜いていると思われて、自分の評価を落としてしまっては元も子もありません。
そこで、ちひろの言葉を借りると、「ヌルい手抜きはしていない」ということです。
仕事で言うならば、その仕事の本質を考えて、『ここだけはハズしてはいけないポイント』を見抜いて、それ以外で手を抜くのです。
上司が気にするポイントを押さえておく、ということも大事ですね。
ちひろは風俗嬢で、嫌な客もいっぱい居ますが、「どんな客でも差別しないで本気でサービスしている」と上司である店長には思われています。
上手に手を抜くところは抜いているのですが、それをお客さんに悟られない。相手を見て自分を使い分けているのです。
さいごに
手を抜くこと=悪いことではありません。
厚生労働省の2021年「労働安全衛生調査(実態調査)」の結果によると、現在の仕事や職業生活で、「強いストレスとなっていると感じる事柄がある」とした人は53.3%にも及び、過去1年間にメンタルヘルス不調により連続1カ月以上休業、または退職した労働者がいた事業所の割合は10.1%にもなるそうです。
本気で仕事に取り組むこと自体は素晴らしいことです。しかし体調を崩してしまっては元も子もありません。
自分を守る、本当に大事なことに注力するためにも、上手な手の抜き方を考えてみるのも必要なことだと思いますよ。
